【ちょっとMITEYO!】
「奈良こんふぇいと」
奈良をこよなく愛するコラムニストMが、奈良の「深~い魅力」を読者にお伝えしようと東奔西走する企画「ちょっとMITEYO!」。和菓子や伝統工芸、職人さんを訪ね歩きます。
奈良こんふぇいと
(取材日:令和2年8月)
今年は、夏の風物詩も軒並み中止となってしまいました。「なら燈花会」「花火」「カキ氷巡り」と、当たり前に楽しめていた昨年までが恨めしいです。
私が夏の風物詩のお供に、バックに忍ばせていたのが金平糖です。飴ではなく金平糖。実は、金平糖は水分量が少ないため溶けにくく、夏場でもバックの中でチョコや飴のように、見るも無残な惨事が起こることがないのです。
また、カラフルな金平糖は、オシャレな瓶に入れておくと日持ちもして、インテリア小物になるので、ちょっとしたお土産に重宝します。
私がご贔屓の金平糖は、砂糖傳増尾商店さん(本店:☎0742―26―2307)の「奈良こんふぇいと」です。沢山の種類があり、いつも選ぶのに困ってしまうのですが、特に好きなのは「柿の葉味」です。甘いお砂糖に柿の葉の味?これが不思議なぐらい合うのです。
柿の葉の味は、香料でつけているのではありません。「柿の専門 いしい」さんより本物の「柿の葉」を仕入れて使っておられるため、金平糖を一粒口に含んだとたん、柿の葉の味と香りがお口一杯に広がります。小さなお菓子にも妥協することなく、奈良愛を持っておられる本物志向の姿勢が伝わってきます。
甘じょっぱくて病みつきになる塩味も外せません。他にも甘酒味、ほうじ茶味など、奈良の物産とコラボした商品、季節限定商品も見逃せません。 (コラムニストM)
砂糖傳増尾商店 住所:奈良県奈良市元興寺町10
URL:http://www.satouden.com/
電話:0742―26―2307