【ちょっとMITEYO!】
「しかじか 米こがし」
奈良をこよなく愛するコラムニストＭが、奈良の「深～い魅力」を読者にお伝えしようと東奔西走する企画「ちょっとＭＩＴＥＹＯ！」。和菓子や伝統工芸、職人さんを訪ね歩きます。
「しかじか 米こがし」
（取材日：令和２年2月）
当たり前のように見ていた奈良公園の風景を指差し、恩師が言いました。「奈良は野性の鹿と人間が共存している。奈良に暮らす我々にとっては当たり前の光景。だが、この光景は、気の遠くなるような年月積み重ねて出来上がった光景で、偶然に出来たものではない。ちょっとした事で、その年月が無になってしまう事もある。だからこそ大事にしなくてはいけない」 恩師の言葉に、心打たれてから、私は奈良公園の鹿に興味を持つようになりました。もちろん、お菓子好きの私は、本物の鹿だけでなく、鹿をモチーフとしたお菓子にも関心ができ、お土産物屋さんに並ぶ鹿のお菓子を眺めて歩く事があります。 最近私が、思わず「わぁー」と、声を上げたキュートなお菓子は、中川政七商店さん（日本市 奈良三条店：0742―23―5650）の「しかじか 米こがし」です。小袋を開けると奈良公園さながら、沢山の鹿が飛び出してきます。お菓子の生地には、奈良産の赤米を使っており、香ばしさが際立ちます。しっかりとした歯ごたえがあり、ついつい、手が止まりません。「だし醤油」「大和茶」そして、奈良好きには、嬉しい１０００年前のチーズといわれる〝蘇（そ）〟をイメージした「古代チーズ」と、奈良にこだわった定番三種に、季節限定（現在は春季限定いちご）のお味です。お土産に、奈良公園を丸ごとお持ち帰りしてみてはいかがでしょう。
日本市 奈良三条店 住所：奈良県奈良市角振新屋町１−１ ファインフラッツ奈良三条１F
URL：https://www.nakagawa-masashichi.jp/staffblog/store/s157037/
